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採用担当/前盛 Blog

 

内定率に踊らされるな!本当に質の高い学生はこれからが決戦の場!

2012年5月16日 12:58

2013年就活生の皆さん、こんにちは!今は採用試験の受験や選考途上という段階で多忙な日々を過ごしていらっしゃると思います。そのような中で、今般4月末現在での内定率が公表されました。今回は、ちょっと堅苦しいのですが、数字で現状の問題点を見ていきたいと思います。

 

◆内定率の矛盾と問題◆

2013年学卒予定者の現在の内定率は全体で33.5%。これは前年度同期比で13.7%、前々年度同期比では2.5%上昇しており、内定率だけで捉えると比較的順調に推移しているのが今年の就職活動の実態です。でも、本当にその数字を喜んでいてよいのでしょうか?

東日本大震災があった昨年、つまり今春2012年卒の学生の就職活動はこれまでにない厳しさがあったことは、誰でも記憶に新しいところですが、結局、最終の全体の内定率(就職率)は何と93.6%と2011年時よりも2.6%も上昇。結果、就職できた学生総数は約34万人とのことであります。これは学生をはじめ様々な関係者の皆さんの努力がそこにあったからこそだと強く感じております。

ところが、2012年の全国の大卒総数は約55万人で、そのうち大学院に進学した学生は12.8%の約7万人。就職した学生が34万人ですから、進学した学生と就職をした学生を合わせると41万人。どうみても14万人ほど数字が合いません。このうち就職希望でありながら就職できずに卒業した学生は約2.5万人。14万のうち2.5万で残り11.5万人。この11.5万人はどこにいったのでしょうか。確かに留学や専門学校への進学あるいは他の大学への編入などということも考えられますが、それは全体から見るとほんのわずかであり率的に14万人のうちせいぜい1割にも満たないでしょう。

すなわち、今春に卒業した学生の就職率は93.6%とは、卒業ぎりぎりまで就職を希望していた学生のみを母数にしており、卒業した学生55万の内3割弱は未就業状態にあるということです。表面的な就職率は高くても、実質的には良くても70%、悪ければ60%前半の実質就職率であったのが今春卒者の実態であることは明々白々であります。これは大きな問題として捉えていかなければなりません。

 

 

◆2013年新卒者の内定率33.5%に潜む大きな問題点◆

2013年就活生に視点を移すと、現在の全体の内定率は33.5%で、当地、東北地方でも前年を遥かに上回る27~28%で推移しているのが現況です。何故内定率が高まっているかというと、これは私の主観でありますが、一つは、今年度は就職活動が例年より遅く始まり、それに焦りを感じた多くの学生が、早めに内定を確保するため、選考時期が比較的早い3月~4月上旬に集中する首都圏や地方の大都市部の企業を中心に就活を集約させたこと。二つ目は、復興バブル(被災地の方々には大変失礼な言い方でありますが)により、東北では興に関係する業種業界は完全な人手不足の状態で、それを補完するため多くの企業は、採用試験を受けさえすれば即内定を学生に出す。三つ目は、学生の中小企業に対する価値観が変わって来ており、それに呼応する形で中小企業も例年より選考時期を早めた。・・・・などなど、決してそればかりではありませんが、大方この三つの要因が重なり合い、内定率を押し上げているものと思われます。

確かに、内定率が上昇していくことは喜ばしいことなのですが、一方では、内定している学生でも、その6~7割の学生は就職活動を継続しており、早期の内定に不安を感じている現状に加え、企業側においては震災復興の関係で安易な採用活動が見受けられ、学生もそれに便乗している傾向にあるなど、逆に昨年までには見られなかった企業や学生の動きが顕在化しているのが今の現状です。

 

 

◆これからが本当に質の高い学生が現れる?  内定が早い遅いは問題外!◆

学生の皆さん。現在の33.5%の内定率に踊らされないで下さい。表面は33.5%でも実質的にはその半分であるものと捉えて構わないでしょう。早期に内定を勝ち取りたいという皆さんの気持ちは十分に理解しておりますが、内定を決めたいという焦りが、自分自身を見失い、入社後に大変な結末を迎えることになります。

有能な学生だから内定が早い、であるとか、内定が早いから有能な素晴しい学生であるという時代は既に過ぎ去りました。内定が早ければ良いという考えも最早通じません。本当に質が高い学生は、今はゼロ内定でもこの5月・6月・7月にどんどん内定していくはずです。多くの苦難を乗り越え、常に前向きな姿勢と積極性がこの就職活動で磨かれ、企業が真に欲する人材に成長しているからです。苦労せずに早々内定を決めた学生は楽になった分だけ入社後にその反動が来ることでしょう。

さあ、2013年の就職活動は決戦のステージに来ております。これまで努力して来た自分自身を信じ、思い切って希望する企業にチャレンジしていきましょう!努力は自分を裏切りません。頑張れ!2013年就活生諸君!

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